
税理士が開業するためには何が必要か?
開業までにはおよそ4ヶ月の期間を設ける
税理士の方が税理士事務所を開業するのであれば、最低でも4ヶ月の期間を設けるようにしましょう。
最初の1ヶ月では、どのような事務所を作るのかの計画を立てましょう。
オフィスはどこで借りるのか、希望の間取りやレイアウト、そして事務所の基本情報や概要などの計画も立てます。
2ヶ月目には銀行の口座の開設や家具の購入、間取りの提出や税理士登録申請も行う必要があります。
3ヶ月目には挨拶状や印刷物の納品、税理士登録を済ませたら、いよいよ翌月には開業ができます。
税理士事務所開業に必要なアイテム
税理士事務所を立ち上げるに伴い、必要となってくる複数のアイテムがあります。
例えば事務所の雰囲気を作る家具などのインテリア系のアイテム。観葉植物などがあると落ち着きが生まれます。
次に必要なのは名刺です。ビジネスを始める上では必要不可欠な存在です。
開業を知らせる二つ折りの挨拶状や、事務所を宣伝するためのホームページ、そしてお問い合わせを受け付けるための固定電話や仕事をする為のパソコンも必要です。
中でも近年はインターネットから情報を集めますので、ホームページはあらかじめ業者に依頼するなどして準備をさせるようにしてください。
名刺は縦書きか横書きか
税理士事務所開業に伴って名刺を発行する場合には、縦書きか横書きで悩みます。
また、両面印刷にするかでも悩まれることが多いようです。
基本的には縦書きも横書きも自由で構いませんが、名前は大きくハッキリと印刷させるようにしてください。
両面印刷される場合には、裏面に事務所へのアクセス方法など、簡単な地図を印刷する場合もあります。
また、名刺はかなりの数を使用することになりますので、始めから少量を印刷するのでなく、
できれば大量に印刷をしてもらうと名刺切れのトラブルを防ぐことができます。
パソコンに入れておくべき会計ソフト
税理士が仕事をしていく上で欠かせないパソコンには、会計事務所らしく会計ソフトを導入しておくことが大切です。
導入する会計ソフトによっては、初期設定の段階で長い時間を要してしまう場合も考えられますので、初期設定は早めの段階で済ませるようにしますと、開業日からいきなり仕事ができない!というようなトラブルを回避することが可能です。
会計ソフトには個人情報が入ることも多いため、セキュリティ面に優れたソフトを導入すると、より会計事務所としての信頼性もアップします。
しかしセキュリティが重厚なソフトほど初期設定が大変なこともあるため、販売元からサポートを受けながら設定をしていくようにしていきましょう。
税理士事務所を開業する前には、開業後以上に大変な作業が待っていることもあります。
そのため、開業をする前にはしっかりとした開業計画を立てておくことが大事になります。
申請のし忘れや手配のし忘れのないように、開業準備を進めていきましょう。