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個人番号カードは申請した方がいい?発行するメリットは?

株式会社VSNが実施した、「マイナンバ一対応に関する調査」によると、マイナンバーの通知カードが届いて中身を確認した人のうち、カードの交付を申請した人は全体の14%だったそうです。実はよく知らないために申請をしていないという方のために、個人番号カードの概要をまとめました。

個人番号カードとは

個人番号カードとは、2016年より新たに交付される、マイナンバー入りの公的な身分証明書です。現在は無料で発行することができ、コンビニで住民票を出すときなどに使用することができます。概要は以下の通りです。

用途

・個人番号を証明する書類や本人確認の際の公的な身分証明書
・行政サービスを受ける(コンビニで住民票を取得するなど)

形態

ICカード

申請の必要性

要。自分で申請

発行時期

2016年1月以降交付
※申請自体は始まっています。

費用

当面の間、無料(本人の責による再発行の場合を除く)

記載事項

・氏名
・住所
・生年月日
・性別
・顔写真
・電子証明書の有効期限の記載欄
・セキュリティコード
・サインパネル領域(券面の情報に修正が生じた場合、その新しい情報を記載(引越した際の新住所など))
・臓器提供意思表示欄
※マイナンバーは裏面に記載


注意事項
個人番号カードは金融機関等本人確認の必要な窓口で身分証明書として利用できます。

※ただし個人番号をコピー・保管できる事業者は、行政機関や雇用主等、法令に規定された者に限定されているため、規定されていない事業者の窓口において、個人番号が記載されているカードの裏面をコピー・保管することはできません。
※個人番号カードを身分証明書として取り扱うかどうかは、最終的には各事業者側の判断となりますので、一部の事業者では利用できない場合があります。
(参考: 総務省「マイナンバー制度と個人番号カード」をもとに筆者記載)

個人番号カードと通知カードの違い、個人番号カードの用途は?

違いは多々ありますが、大事なポイントは二つです。申請の必要性と、身分証明書としての利用です。申請することで入手する個人番号カードは身分証明書として使用できるのに対し、現在郵送されている通知カードは、あくまでマイナンバーを証明するためのもの。身分証明書としては使用することができません。


通知カード

個人番号カード

申請

×

(スマホ・PC・証明写真の機械などから申請可能)

身分証明書としての利用

×


個人番号カードを発行することのメリット

1.コンビニで証明書の発行
コンビニなどで住民票や印鑑登録証明書といった公的な証明書を取得できます。
しかも、受付時間は6:00〜23:00!土日も対応しているそうです。これなら、半休を取って住民票を取りに行ったりという手間がなくなりますね。
全国47000件のコンビニ等で対応予定ですよ。


2.身分証明書として利用
マイナンバーを証明するとき、その他、顔写真入りの身分証明書の提示が必要な時に使うことができます。


3.各種行政手続のオンライン申請等に
平成29年1月に開設されるマイナポータルへのログインをはじめ、各種の行政手続のオンライン申請等に利用できます。
(以上、地方公共団体情報システム機構「個人番号カード総合サイト」をもとに筆者記載)


個人番号カードは他にも、図書館カードやオンラインバンキングなど、個人番号カードに格納される電子証明証の利用が民間にも開放されることで様々な用途に使用される可能性があります。
ただし、先日の記事でも解説しました通り、所得税の確定申告で電子申告を予定されている方は、早めに住民基本台帳カードから個人番号カードへの切り替えを申請する必要がありますので要注意です!



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