
個人開業した税理士だからこそできるメリット4選
1.強みを活かして、勝てる税理士になる!
独立開業する以前に税理士事務所で雇用されていたのであれば、苦手分野であったとしても対応せざるを得なかったかもしれません。しかし個人開業税理士となれば自信のある分野に特化し、即収益につなげることができます。
たとえば語学が得意なのであれば、その言語に特化した国際税務サービスを展開することも可能です。入管業務から記帳代行、確定申告までワンストップでできる税理士として、グローバリゼーション支援を行なうことが可能となります。
またあなたにバイクの趣味があれば、
・ツーリングコミュニティのフリーランス仲間が新規顧客に発展する
・バイク販売店やパーツショップの個人経営者の記帳代行業務
というように、趣味と実益を兼ねたビジネス展開も不可能ではなくなります。
2.セミナー収入で荒稼ぎもできる!
節税対策や消費税増税、相続税のテクニックといった税務セミナーをはじめ、格安SIMスマートフォン選びのセミナーやエクセル活用術、Windowsユーザー限定の初めてのMac入門、本当に使えるクラウドシステム比較セミナーといった税務に特化しないセミナーを開催することもできます。
税理士の視点とはつまり実務に直結していることになるため、量販店のセールストークより信憑性の高い話ができることに他なりません。また授業や講義でもそうですが脱線した話のほうが面白いことが多く、セミナー受講者はその話からインスピレーションを受けたり、事業展開のヒントを見つけることができたりするものです。
コミュニケーションスキルの高い税理士先生には、是非セミナーを通じてご自分の知識をたくさんの人にわかりやすく伝えてもらいたいと思います。
3.早朝深夜に活動する個人事業主に注目!
日中よりも夜のほうが仕事が捗ると感じたことが誰にでもあるはずです。電話などの雑音が少なくなり自分のペースで仕事ができるというのが理由の一つかもしれませんが、夜になると眠らなくてはいけないというプレッシャーからかえって目が冴えてしまうことも要因かもしれません。
そこで個人開業したメリットを生かして、早朝深夜に活動しがちな個人事業主に向けたサービスを展開することが可能となります。特にデイトレーダーなどの時差の影響を受ける業務が狙い目です。
電話受付時間が9:00~18:00だとどうしても時間が合わないという人はたくさんいます。22:00~1:00に気軽にskypeで通話できるというだけで、他の税理士にはない希少価値を生み出すことができるのです。
また夜になると不安が大きくなり誰かに話を聞いてもらいたいと思うものです。深夜に相談できる税理士だからこそ提供できる安心があるのです。
4.顧問契約を継続しないことも可能!
勤めていたときは必ず対応しなければならなかった顧問先も、個人開業税理士であればお断りすることだってできます。
かかってきた電話番号を見ただけでため息が出てしまうような関係は、我慢してまで継続する必要はありません。その顧問先にかける時間は、新規顧問先を開拓する時間にすればいいだけのことです。
また、いろいろな税理士先生に断られ続けあなたのところにたどり着いたことも考えられます。悪質な企業や個人事業主の顧問税理士になってしまうことは、取り返しのつかない負債を抱えることになってしまいかねません。志の高い税理士として自分の信念を貫くために、顧問契約を打ち切る覚悟が必要になることもあるのです。
開業した個人税理士だからこそできるサービスや働き方を4点ご紹介しました。
税理士業の慣習を一般社会に当てはめたときに感じる違和感こそが、ニッチなサービスを展開するための最大のヒントとなります。自分の強みを活かせることは楽しみながら働くことに直結します。まずはあなたにしかできないことを探してみましょう!
まとめ:個人開業税理士にしかできないこと4選
1.得意分野に特化したサービスで勝負する
2.税務とは関係のないビジネスノウハウセミナーの開催
3.日中の営業時間を深夜早朝にシフトする
4.顧問契約打ち切りの申し出