
A-SaaS(エーサース)のWEB化の進捗状況について
皆さまこんにちは。
Mikatus(ミカタス)で製品全体の責任者を務めております上村です。
本日は、A-SaaSのWEB化の進捗状況をお伝えします。
A-SaaSのWEB化について
「2021年のA-SaaSの開発方針について」でお伝えしたとおり、2021年は、システム開発の最重要課題としてA-SaaSのWEB化に全力で取り組んでいます。
これまでに、複数のシステムについて動作速度の向上、安定性の向上、業務効率の向上を実現いたしました。
A-SaaSのWEB化の進捗状況
(1) 会計システム
すでに昨年までに、主要な入力画面(仕訳入力、出納帳、振替伝票等)、および、帳票類(仕訳日記帳、元帳、試算表等)のWEB化を完了しております。
昨年末から本年にかけては、部門管理や工事原価管理関連の帳票類を多数リリースいたしました。また、多くの皆さまからご要望をいただいていた、給与仕訳連動機能の改善を行いました。さらに、すでに開発済みであった元帳・出納帳について仕訳数が多い場合の動作速度を2倍以上に向上しました。
これらの開発により、顧問先様が行う日常的な仕訳入力とその確認の業務については、概ねすべての機能をブラウザ版でお使いいただけるようになりました。クライアントソフトのインストールに煩わされることなく、会計システムを快適にお使いいただけるようになりましたので、ぜひ顧問先様にブラウザ版の活用をお勧めください。
残るは、科目や補助の登録画面、決算書の作成機能、償却資産管理関連の機能となります。本年中には一通りの開発を完了できる見込みです。
(2) 給与システム
給与システムについては、社内で開発が順調に進んでいます。
50を超える帳票のうち、8割ほどの開発が社内で完了しました。併せて、事務所と顧問先など複数のユーザーが同時にデータを操作したときに不整合が生じないようデータを保全する仕組みを開発しました。
秋頃には給与システムのブラウザ版をご提供できる予定です。
(3) 税務システム
税務システムは、令和2年分の贈与税を皮切りに、本年4月には消費税のブラウザ版をリリースいたしました。
5月には法人税・事業概況説明書・勘定科目内訳書の法人税関連システムのブラウザ版、夏頃には所得税のブラウザ版の提供を計画しています。
税務システムのブラウザ版は、インストール版で使い慣れた画面構成はそのままに、データ選択画面の表示にかかる時間を大幅に高速化いたしました。また、各種申告書の入力画面についてこれまで以上に安定して動作するように改善いたしました。
残るは、電子申告、電子申請・届出、相続税となります。これらについては、予定が明確になりましたら改めてご案内させていただきます。
(4) その他のシステム
その他のシステムについても、順次WEB化を進めています。具体的には、4月に顧問先情報管理、事務所情報管理のブラウザ版をリリースしました。
また、各システムを起動するためのメニュー機能を使いやすく強化しました。さらに、皆さまにシステムに関する重要な情報をわかりやすくお伝えするため、お知らせ機能の改善を行いました。
今後の予定
本年中は引き続きA-SaaSのWEB化に全力で取り組んでまいります。
一日も早く、安定して使いやすいA-SaaSをみなさまにお届けすべく、鋭意開発を進めてまいりますので、引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。