この1年間の「A-SaaS」の進化
皆さん、こんにちは。
プロダクト企画グループの小林です。
この1年間のクラウド税務・会計・給与システム「A-SaaS」の進化についてご報告いたします。
当社は、お客様の声に真摯に耳を傾け、みなさまに喜んでいただける機能を開発することを開発方針として掲げております。
2018年度の開発計画
2018年度の開発計画(主な開発予定)は以下のとおりでした。
システム名 | 開発計画 |
---|---|
新・会計システム | 仕訳入力と試算表、元帳などの主要帳票、及び月次損益推移表等の分析帳票をご提供 |
税務システム -所得税システム | 財産債務調書に対応 |
-法人税システム | 地方税率の参照機能を全市町村に対応 |
-贈与税 | システム送付書に対応 |
表:2018年度の開発計画
開発実績
上記の開発計画を確実に実行し、みなさまにお喜びいただけるよう、年間を通じて積極的に開発者を採用し、体制強化に務めました。また、最新テクノロジーを積極的に採用したほか、社内の開発プロセスの効率化を図ってまいりました。
その結果、上記の2018年度の開発計画につきましては、計画通りに開発・リリースすることができました。
▼新・会計システム
2019年3月に「新・会計システム」をリリースいたしました。これまでの会計システムから技術を刷新し、システムの安定性の向上と、性能向上を実現いたしました。また、各種機能の見直しを行い、使いやすさを大幅に向上させました。
「新・会計システム」は「A-SaaSメニュー>業務から選ぶ>0199 新・会計システム」で起動いただけます。ぜひ業務にご活用ください。
(一部機能については開発中です。順次、機能追加いたします。)
図:新・会計システム
▼税務システム
・法人税システム
先行して都道府県に対応し、ご好評いただいていた地方税率の参照機能について、2018年4月に全国の市町村に対応いたしました。市町村の税率までは対応していない他社システムも多いなか、「A-SaaS」をお使いいただくことで、地方税申告書の作成にかかる時間をより短縮できるようになりました。
図:法人税システム
・所得税システム
かねてから多くのご要望を頂いていた財産債務調書について、2018年11月に対応を行いました。財産債務調書を別途管理する煩雑さが無くなり、「A-SaaS」で一気通貫で処理できる範囲がさらに拡大しました。
・贈与税システム
贈与税の送付書を2019年1月にリリースしました。贈与税では、電子申告の際に資料を添付するケースが多くあります。贈与税の申告時期までに送付書に対応し、システムの利便性をさらに高めました。
その他のA-SaaSシステムの進化
昨年度は、上記以外にもA-SaaS全体で大小合わせて1,160件の修正を行っており、日々のお客様の業務の中でも、システムの進捗を感じていただけたのではないかと思っております。
その中でも特にお客様の業務効率向上に貢献できたのではないか、と思われる機能をいくつかご紹介させていただきます。
1. 請求書システムのリリースと機能強化
2018年11月に請求書システムをリリースしました。さらに2019年2月にはお客様からのご要望の声が多かった「窓あき封筒」への対応もおこないました。
2. 電子申告のデータ作成時にカタカナを自動変換
2018年7月に電子申告のデータ作成時に半角カタカナを全角カタカナに自動変換する機能をリリースしました。
3. 税務代理権限証書のコピー機能
2018年7月に、税務代理権限証書のコピー機能を実装しました。すでに作成済みの代理書面(他の顧問先向けのものを含む)からのコピー作成が可能になり、入力作業を大幅に効率化できるようになりました。
4. 相続税の強化
2018年10月には相続税の改正対応とともに、これまでご要望の多かった連動や自動計算機能を強化しました。ご利用になられたお客様より「使いやすくなった」と嬉しいお声をいただくこともできました。
5. 申請書・届出書の拡充
2018年11月・12月には設立・異動届出などのご要望が多かった届出書が作成可能になりました。
6. 勘定科目内訳書の速度改善
2019年4月には勘定科目内訳書の速度改善をおこない、データ呼び出しや画面切り替えがスムーズになりました。詳しくは、「勘定科目内訳明細書がスピードアップしました!」をご覧ください。
最後に
2019年度も引き続き、お客様の業務効率の向上に貢献すべく、お客様の声に真摯に耳を傾け、みなさまに喜んでいただける機能を開発してまいります。
具体的な開発計画等につきましては、後日、改めてご報告させていただく予定です。
引き続きご支援のほどよろしくお願いいたします。