勘定科目内訳書がスピードアップしました!
こんにちは。
プロダクト企画グループの小林です。
今回は、2019年4月6日のリリースで対応を実施いたしました「勘定科目内訳書」の速度改善についてお話をさせていただきます。
従前のシステムでは、各種内訳書に大量の内訳を入力していくと、データ呼び出しや画面切り替えに、非常に時間がかかってしまう問題がありました。
ご迷惑をおかけした先生・職員の皆さま、大変申し訳ございませんでした。
今回、様々な対策をおこない、データ数が多くてもスムーズにご利用いただけるよう改善いたしました。
開発当時、「勘定科目内訳書」は類似の内容を複数行入力したり、行を入れ替えたりする操作が頻繁に発生することを考慮して、入力に特化した「グリッド形式」を採用しました。
それにより、入力の手間を軽減するコピー機能や行挿入、行削除などを実装することができました。
ところが、当時採用していたフレームワークではこの「グリッド形式」の高速処理ができず、先に述べたように入力しているデータ数に応じて処理速度が遅くなるといった大きな問題を抱えることとなってしまいました。
この問題を解決するために、様々な技術課題を調査、検討した結果、既存のフレームワークのバージョンアップとシステムの大幅な改修を行うしかない、との結論にいたりました。
もちろん大幅な改修を行うことは、予期せぬ不具合が出てしまう可能性もあり、簡単な決断ではありませんでした。それでもこの改修を行わないと使いやすいシステムにはならないと思い、開発陣で一致団結してこの問題に取り組み、無事にリリースすることができました。
みなさん、どうでしょうか。
データの呼び出しや画面の切り替えがスムーズなったことを実感いただけていれば、とても嬉しく思います。
さらに、今回のバージョンアップにより、
- 新A-SaaSシステム(Web化)への移行のための下準備
- システム停止をせずにリリースが可能
といった、将来を見据えた機能も併せて実装しております。
今後も、十分な処理速度とより安定したサービスをご提供できるように、取り組んでまいります。
引き続き、忌憚のないご意見をお寄せいただければ幸いです。