
もっと早く導入すればよかった!会計事務所がクラウド給与を活用すべき4つの理由
在宅勤務や短時間勤務制度の徹底活用
クラウド給与を導入することで、いつでもどこでも給与データを確認することができます。そのため必ずしも事務所に出社する必要はなくなります。従来のシステムはCAL(クライアントアクセスライセンス)の考え方により、インストールしたPCでないとデータにアクセスすることができませんでした。しかしクラウド給与を導入することで事務所のサーバにアクセスする必要がなくなる上に会社のPCでなくてもシステムを使うことができるため、自宅にいながらにして顧問先企業のデータを逐一確認することができるのです。
また、育児や介護といったライフスタイルの影響を受けて、せっかく育てた人材を手放すのはあまりにも惜しいことです。クラウド給与を導入することで在宅勤務や短時間勤務を活用し、ライフスタイルに変化が生じても安心して勤務することができる環境づくりを行なうことができるのです。
残業代カットによる経費削減効果
会計事務所の残業代を削減するためには、残業することで会社に対する忠誠心を示すのではなく、残業しないことこそが会社にとっての利益になることを、会計事務所の所員全員が意識する必要があります。限られた時間の中でいかに効率よく業務を行なうかが最大の焦点となるため、クラウド給与の導入が不可欠となります。
従来の給与システムを法改正に対応させるためのインストール作業がなくなれば、本来の業務だけに専念できるだけでなく、余計なストレスを感じる必要がなくなります。さらに顧問先企業と会計事務所とでクラウド給与を同時に使用することで、データの受け渡しを行なう必要もなくなります。お互いがそれぞれの事務所の画面を見て通話しながらリアルタイムで業務確認することができるため、作業効率が飛躍的に上がります。
顧問先と会計事務所間の移動時間短縮効果
地方であればなおさらクラウド給与システムを導入すべきです。
顧問先と事務所間の往復3時間という移動時間を短縮することができれば、より多くの顧問先の相談に乗ることができます。顧問先から気軽に相談してもうらうためには、コミュニケーションを活性化させるのが一番です。気軽に相談してもらえる信頼関係を構築できれば、大きな案件に結び付く可能性が非常に高くなります。顧客からせっかく連絡してもらったのにいつも外出して不在というのは、顧客からコミュニケーションの機会を奪うことに他なりません。「いつも外出して忙しそう…」「ゆっくり話を聞いてもらえそうにない…」と思われることによって、相談しづらい税理士となってしまいかねません。クラウド給与によって顧問先を訪問する回数を減らしてもコミュニケーションを活性化させることが可能となります。
ランニングコストの圧倒的な削減効果
クラウド給与を導入することで自社のDBサーバをこれまで以上に管理する必要がなくなります。サーバを管理する負担が軽くなるため、サーバにかかる維持費や人件費、すべての費用を大幅に削減することができます。また月額使用料だけで法改正に対応するため、アップグレード版にかかる費用は発生しません。サーバーコストだけでなくシステム保守に関するコストも削減することが可能となります。
さらにクラウド給与に移行するための投資コストはほとんどかかりません。現在のリソースで十分対応可能であるため、スムーズな移行が実現します。
セキュリティ対策はこれまでどおり最新のセキュリティ情報を入手し、パッチをあてることで対応していきます。
会計事務所がクラウド給与を導入することで、残業代やランニングコストといった経費が削減できるだけでなく、社員のライフスタイルに合わせた勤務(例:在宅勤務や短時間勤務)を実施することが容易となります。また顧問先への訪問回数を減らしてもクラウドでつながるため以前よりコミュニケーションが活性化される効果を望むこともできます。
まとめ:会計事務所がクラウド給与を導入することによって得られるメリット4選
1.在宅勤務や短時間勤務制度の徹底活用
2.残業代カットによる経費削減効果
3.顧問先と会計事務所間の移動時間短縮効果
4.ランニングコストの圧倒的な削減効果